盤双六

盤双六(ばんすごろく、雙六)というのは、奈良時代から江戸時代にかけて広く行われた古い形のバックギャモンの和名である。かつては上流階級の婦女子の嗜みでもあった。

  • 白と黒の石をもちいる。上手のほうを白とする。
  • さいころの目にあわせて二つの石を動かすか、あるいは一つの石を目の合計数進めることができる。あともどりは出来ず、相手の石が二つ以上ある場合にはそこに進めない。
  • 通常は石をすべて内地(インナーボード)に入れた段階で勝ち。これを「入勝(いりがち)」という。
  • ヒットすることを「切る」という。
  • 切られた石は外に置かれ、切られた側は自分の番が来たとき、まずこの石を動かして戻さねば他の石を動かせない。
  • プライム(相手が進めない場所を6つ連続で作る)を作ることを「蒸す」といい、重要な戦術としていた。(上田竹翁の『新撰雙陸独稽古』明治三十年、青木嵩山堂による[1])
  • ギャモン勝ち、バックギャモン勝ちがない。石が切られて蒸される、つまりクローズアウトされた時点でゲームは終了。切った石を蒸した側が勝つが、これを「無地勝(むじがち)」といって上々の勝ちとした。
  • ぞろ目を出した時の特別扱いはない。
  • ダブリングキューブはない。(ダブリングキューブは1920年代にアメリカで発明された)